
テントの洗い方と干し方
テントって、コインランドリーで洗濯や乾燥してもいいの?
答えは、NOです。
洗濯機は、水をぐるぐるとかき混ぜて、こすりながら洗うためテントの洗浄には向いていません。
また、テントに付いている部品が洗濯機を故障させてしまう恐れもあります。
乾燥機においては、強力な撥水加工がされているテントは脱水できません。
テントの生地も縮んでしまう可能性があります。
それじゃあ、テントはどこで洗って、どうやって干せばいいの?
そんな疑問を持っている方におすすめのブログ記事です。
気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください(*'▽')
準備編:テントを洗う前に確認すること
洗濯に適したテントの素材を確認する
テントを洗う前に、まず素材を確認することが重要です。
ポリエステルやナイロン製のテントであれば、比較的自宅で洗いやすい素材ですが、吸湿性の高いコットンやTC(ポリエステルとコットンの混紡)テントは水を含むと非常に重くなり、乾燥に時間がかかるため注意が必要です。
特にTCテントは水洗いで傷む可能性があるため、クリーニングに出す方が適している場合があります。
素材にあった洗い方を理解することで、テントの寿命を延ばすことができます。
汚れの種類と程度をチェックする
テント洗いを始める前に、汚れの種類と程度を必ず確認しましょう。
例えば、泥汚れや飲み物のシミであれば部分洗いで対応可能ですが、黒カビが発生している場合は徹底的な洗浄と防カビ対策が必要です。
特に水辺や雨の日の使用後に発生することが多い黒カビは、放置すると素材を傷める原因になります。
どの程度の洗浄が必要かを見極めることで、適切な手入れを行うことができます。
お風呂場を整えて洗い場を確保する
マンションなどでテントを洗う場合、スペースが限られているため、お風呂場を活用するのがおすすめです。
テントを広げるスペースが必要なので、小物を片付けるなど、作業しやすい状態を整えましょう。
排水口にゴミが詰まらないようにネットカバーを用意すると、後片付けも簡単です。
お風呂場では、気づかないうちに擦りすぎてしまうことがあるため、壁や床への当たりに注意してください。
必要な道具との準備リスト
テントを自宅で洗うために、いくつかの道具を事前に用意しておきましょう。以下は基本的な準備リストです:
・中性洗剤(テント素材に優しいもの)
・やわらかいブラシまたはスポンジ
・大きなバケツや洗い桶
・吸水性が高いタオルやクロス
・防水スプレー(洗浄後のメンテナンス用)
これらの道具を用意すれば、効率よく洗浄作業を進められます。
また、洗剤選びでは、強いアルカリ性の洗剤は避け、テント用クリーニング洗剤を使うのがベストです。
防水加工への影響について注意するポイント
洗浄作業では、テントに施されている防水加工が損なわれる可能性がある点に注意が必要です。
特に強い洗剤やゴシゴシと力を入れた擦り洗いは、防水性を低下させる原因になります。
防水加工が落ちてしまった場合は、乾燥後に必ず防水スプレーを使用して仕上げることをおすすめします。
また定期的な手入れで、撥水性能を維持しながら快適に使える状態を保ちましょう。
洗い方:お風呂場でのテント洗浄手順
事前に汚れを落とすためのブラッシング
テントを洗う前には、まず表面の汚れをしっかりとブラッシングで落とすことが大切です。
特に泥や砂などの大きな汚れをそのまま洗うと生地を傷つけたり、洗剤の効果が発揮しにくくなることがあります。
柔らかいブラシや乾いた布を使って、大まかな汚れや黒カビの目立つ部分を丁寧に取り除いてください。
これにより、全体の洗浄がより効果的になります。
お湯の温度設定と洗剤の選び方
洗浄に使用するお湯の温度は、30℃から40℃程度が適しています。
これ以上高温になるとテントの防水加工にダメージを与える可能性があるので注意してください。
また、洗剤は中性洗剤を選ぶのがおすすめです。
衣類用の中性洗剤で十分対応できますが、より効果的に洗いたい場合は専用のテント洗剤を使用するとよいでしょう。
強い漂白剤やアルカリ性の洗剤は生地を傷める原因となるため避けてください。
簡単にできる部分洗いと全体洗い
汚れがひどい部分は、スポンジや柔らかな布を使った部分洗いを行いましょう。
洗剤を含ませた布で優しく拭き取り、水でしっかりすすいでください。
その後、全体洗いを行います。
お風呂場に水を張り、テントを広げて優しく押し洗いをすることで、生地を傷つけず汚れを落とします。
大きめのテントを洗う際には、マンションのバスルームなど狭い場所では無理せず、部分洗いをメインに切り替えるとよいでしょう。
洗う際に気を付けたい擦りすぎ防止のコツ
洗浄時に強く擦りすぎると、テントの防水加工や生地自体を傷めてしまう可能性があります。
特にテントはデリケートな素材を使用していることが多いため、汚れが落ちにくい場合でも力任せに擦るのは避けてください。
柔らかいスポンジや手のひらを使い、汚れを撫でるようにして落とすことを心がけましょう。
繰り返し優しく扱うことで、不要なダメージを抑えながら汚れを効果的に取り除けます。
洗浄後のすすぎをしっかり行うポイント
すすぎが不十分だとテントに洗剤の成分が残り、後の手入れ時に影響を及ぼすことがあります。
洗い終わったら、テントをお風呂場で何度も水に浸しながらしっかりすすぎましょう。
生地の内部まで洗剤が残らないよう、数回に分けて丁寧に行うのがコツです。
また、テントの大きさによっては途中で水を入れ替え、最後まで清潔な状態で仕上げることを心がけてください。
干し方:マンションでも可能なテントの干し方
お風呂の換気を利用した干し方
マンションでテントを干す際は、お風呂場を活用するのがおすすめです。
まず、洗濯後にしっかり水を切ったテントをバスタブの上に広げるか、浴室用の物干しポールに掛けます。
そして、換気扇を最大に回し、扉を少し開けておくことで湿気を効率的に排出できます。
特に換気機能が優れたお風呂場は、雨の日や外干しが難しい場合に便利です。
注意点として、黒カビが発生しやすい環境にならないよう、定期的に乾燥状態をチェックしましょう。
室内での干し時に注意すること
テントを室内で干す場合は、空気の流れを意識することが大切です。
例えば、サーキュレーターや扇風機を利用して部屋全体に風を回し、乾燥を早めます。
また、直に床に置かないように下に防水シートや古い布を敷くと、汚れや湿気の再付着を防げます。
湿気が溜まらないようこまめに窓を開けるか換気扇を使用することもポイントです。
ベランダでの干し方と風対策
ベランダで干す場合は風対策が重要です。
テントは風を受けやすく、特に強風の日は飛ばされる可能性があるため、洗濯バサミや荷締めバンドでしっかり固定しましょう。
さらに、大きめのテントを干す場合は、ポールを使わず半分に折りたたんで干すことでスペースを効率的に使えます。
テントの生地の日焼けを防ぐため、必要以上に長時間直射日光に当てないように注意してください。
乾燥中に形を崩さないための工夫
テントを乾かす際に形を崩さないためには、なるべく広げた状態で干すようにしましょう。
ポールを利用して軽く形を整えたり、壁や部屋の角を活用して支えながら干すと効果的です。
干し続けている間に生地がくっついたり変形してしまうことがないか、途中で何度か状態を確認することも大切です。
乾燥後の防水スプレーの使い方
乾燥が完了したら、防水スプレーを使用して撥水機能を復活させましょう。
防水スプレーを使用する際は、テントが完全に乾いていることを確認してください。
スプレーを均一に吹き付けるためには、風通しの良い場所で行うのが理想的です。
特に縫い目部分や擦れやすい箇所に重点的に塗布すると効果が高まります。
再塗布後は、テントをしばらくそのまま放置し、防水加工が十分に乾いてから収納するようにしましょう。
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